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レッスン間隔

からだを鍛えるとか、改造するというと、真っ先にイメージするのが筋トレではないでしょうか。

筋トレをすると筋力がアップしたり、筋肉が太くなったりします。

「努力は必ず報われる」という言葉がありますが、こと筋トレに関しては当てはまりません。

どういうことかというと、筋トレすればするほど筋肉が鍛えられるかというと、そういうわけではないということです。

ちょっと筋肉について詳しい方ならもうおわかりかと思いますが、超回復という現象を起こすことで筋肉は鍛えられます。

この超回復を起こすには、筋肉を壊す努力が必要です。重たいバーベルを持ち上げたり、体重を利用したりして、繰り返し筋肉にダメージを与えることで、少しずつ筋肉線維が壊れていくわけです。

壊された筋肉は、「回復」しきったとき、壊す以前よりも少しだけ強くなっているわけです。ここでポイントになるのは「回復」するには、それ相応の時間が必要ということです。その時間のことを休息と呼びます。

回復し終わる前にまた筋肉を壊してしまうと、十分な回復が得られないため、筋力アップにつながりません。これは休息不足ということになります。

では、どの程度の期間休息をとるとよいのかというと、2日以上といわれています。これもどの筋肉をどの程度壊すのかによるので絶対的なものではありませんが、普通にトレーニングした場合の目安とお考え下さい。

この現象をバレエのレッスンに当てはめて考えてみます。

通常、レッスンでは筋トレだけをしているわけではなく、技術トレーニングやリズム感、音楽性、感情表現などなど、いろいろな要素を組み合わせてトレーニングしています。

ですので、単純に筋トレと比較するわけにはいかないのですが、プロのバレエダンサーに要求される肉体的負荷は、ほとんどのプロスポーツの中でアメリカンフットボール選手に次ぐほど過酷であるとも言われるほど厳しいものです。

そう考えると、レッスンでは筋肉的にかなり負荷が加わっていると考えてもあながち間違っていないのかも知れません。

そこで、レッスンの回数について考えてみると、たとえば

週1回なら現状維持がいいところ
週2回なら3ヶ月くらいで多少上達が実感できる
週3回なら1ヶ月くらいで上達が実感できる
週4回なら2週間くらいで上達が実感できる
週5回なら1週間くらいで上達が実感できる

などとなりそうですが、なかなかそうならないケースが見受けられます。

なぜなら、先ほどの休息期間を思い出してください。

週5回もレッスンしていたら、十分な休息がとれなくなっていることは明らかです。ということはむしろ、上達していない可能性が出てきます。

いえ、仮に週5回でもそのレッスンが週5回受けることを前提にカリキュラムが組まれているようなら、上達が期待できるでしょう。

でもそうではなく、単発のレッスンが週5回並んでいるようだと、かなり怪しくなってきます。

そうなってくると「努力は必ず報われる」とは言っていられない状況であることは明らかです。

でもちょっと待ってください。

そもそもなぜバレエのレッスンを受けるのでしょうか。

ストレス発散だとか、心のリフレッシュなんていう理由もありですよね。

そうなってくると、上達や肉体改造は第一の目的ではなくなってくるので、「チョーカイフク」なんて関係なくなってきます。

結局、最適なレッスン間隔はその人の置かれている状況や目的によって違って来るという、当たり前の結論に到達します。

問題は、どの程度客観的に自分が置かれている状況や目的を把握できているのかという点に移ってきます。

続く...

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