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技術の構成要素

さて、レッスンを受けていれば、これらのすべてが改善されていくのでしょうか?

おそらく答えは「否」です。
「否」だからこそワガノワ・バレエ・アカデミーではピアノの授業があるのでしょう。

完成されたバレエの舞台は、さまざまな構成要素の集合体です。それぞれの構成要素はそれぞれ別個に磨かれてこそ本物になります。集合体を集合体のまま磨くことはできないのです。

話が散らかってしまったので技術の向上に戻します。
技術と言ってもその構成要素はたくさんあります。例えば次のようなものです。
・解剖学的条件
・柔軟性
・筋肉の質(しなやかさ/強さ)
・運動能力

各要素はさらに細かく分けることができます。例えば、「運動能力」は次のような要素に分けられます。

・コーディネーション力
・筋力
・持久力
・敏捷性
・スピード
・バランス力
・深部感覚
・まねる力

「コーディネーション力」とは、手足を思い通りにバラバラに動かしたり、協調させたりする能力のことです。「敏捷性」とは、すばしっこさのことです。「深部感覚」とは、さまざまな動きの中で手足の位置がどの辺にあるのかを感じとる能力のことです。

運動能力だけでこれだけあるのですから、すべての要素を細分化したらかなりの数に上ります。逆に言うと、これらが総合されてレッスンが構成されているのです。レッスンの中でこれらの要素は同時に要求されたり、次々に切り替わっていったりするわけです。

要素の数が多いだけに、各要素が登場する時間はそれほど長くはありません。何事も鍛えるには時間が必要なわけですが、これでは十分に鍛えることはできないということがわかります。

鍛えられていないので、上達はしません。レッスンしているのに上達しないので焦ります。焦ったらどうなるか。回数を増やすか時間を延ばそうとします。そこに落とし穴があります。

続く...

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