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2013年3月

【すべての筋肉は▲▲である】

バレエのレッスンを受けていて、踊りにくさを感じることって、よくあると思います。

足が上がりにくいとか、甲が出にくいとか、膝が伸びにくいとか、足裏が弱いとか、引き上げができないとか、肩が上がるとか、ターンアウトができないとか、、、

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ところで、こういう踊りにくさってどこから来るのでしょうか?

一概に答えることはできませんが、可能性として高いのは筋肉の硬さですね。※

例えば、ハムストリングスが硬いと脚を前から高く上げようとした時に、それがブレーキになってしまいます。

少し一般化して言うと、動かしにくさの原因は、ブレーキにあるとも言えます。

その一方で、ハムストリングスに硬さはなくても、脚を前から高く上げようとした時に、いまいち上がらないということがあります。これはアクセルが弱いことが原因です。

つまり、身体のどこかに動かしにくさを感じたら、その動きに関するアクセルかブレーキを疑うことで、原因を見つけやすくなります。

ところで、解剖学の本を開くと、筋肉が三種類あると書かれています。ご存じの方も多いかと思います。

・平滑筋
・心筋
・骨格筋

ですね。

平滑筋とは内臓(胃、小腸、大腸、血管など)の筋肉のこと。心筋とは心臓の筋肉のこと。骨格筋とは、骨に付いている筋肉のこと。

これと関連して、2つに分けて書く場合もあります。

・随意筋
・不随意筋

上の三種類と併せて書くと次のようになります。

・平滑筋(不随意筋)
・心筋(不随意筋)
・骨格筋(随意筋)

「当たり前じゃん!」

と怒られそう。

確かに、

「今から胃を三回縮めよう」

としてもできないですね。

「今から心臓を30秒止めます」

なんてことはできないですね。

意志に従わない筋肉だから不随意筋。

ごもっともです。

では、骨格筋はどうでしょう。

「今からプリエをします。」

「今からアームスを上に上げます」

「グランバットマンで大きく脚を振り上げます」

すべて思い通り出来ますね。だから随意筋。

当たり前じゃん。

しか~し。

ここで思考を止めてしまってはダンスの実力もそこまで。

「???」

たとえば、肩こり。

肩がこるとマッサージを受けに行ったりしますよね。

店員「お客さん、肩こってますね~ガチガチですよ!」

お客「そうなんですよ~、特に右がひどくて。マウスの使いすぎですかね~?」

店員「パソコン仕事は大変ですよね~。ず~っと同じ姿勢で作業しますからね。肩の筋肉にも負担がかかるんですよね。」

ここまではよくある話。ここから先は普通はない話。(^_^;)

店員「ここに解剖学の本があるんですけど、ちょっとここ見てもらえますか?」

お客「どれどれ?」

店員「骨格筋は随意筋って書いてあるんですよ。」

お客「随意筋って、何ですか?」

店員「自分の意志に従って力を入れたり緩めたりできる筋肉って言うことですよ。(^^)」

あ客「へぇ~、じゃあこの肩の筋肉も自分で緩められるってことですね?」

店員「そういうことになりますね(^^)」

お客「え~っ!?緩まないですよ(>_<)」

店員「それはおかしいですね(?_?) 随意筋のはずなんですが(^^ゞ」

お客「そもそも自分の意志で力入れてないし、、、」

店員「自分の意志と関係なく力が入っているわけですよね?」

お客「そうです。不随意的に力が入っているみたいです。」

店員「本には随意筋と書いてあるんですけどね...おかしいですね!?」

お客「自分の意志に従って緩まないんだから、随意筋じゃないですよね。それに、本当に随意的に緩むなら店員さん仕事なくなっちゃいますよ。ハハハ(^_^;)」

店員「そうですよね。骨格筋が随意筋じゃないから、我々の仕事がお役に立てているんですよね。(^_^)v」

もうお分かりですね。

この会話の結論を最初の分類に当てはめると、次のようになります。

・平滑筋(不随意筋)
・心筋(不随意筋)
・骨格筋(不随意筋)

「あれ!?全部不随意筋だ。φ(..)」

そう。

「すべての筋肉は不随意筋である。」

これが結論です。

「はて? では、なぜ解剖学の本では、骨格筋は随意筋になっているのでしょう(?_?)」

それは、

「随意的に動かすこともできる。」

というオマケのような特典を前面に出して書いてしまったから。ある意味、誇大広告。

もう一度整理すると、

「すべての筋肉は不随意筋である。ただし、骨格筋は随意的に動かすこともできる。」

となります。

この気付きをバレエの上達にどう活かすか?

それによって、上達のアプローチは全然違ったものとなります。たとえば、「ストレッチや筋トレなんかやっている場合じゃない」となってもおかしくないし、上達のスピードも、実力の最高到達点も違ったものになります。

その具体的なアプローチは、ここでは長くなるので、別の機会に譲ります。

 

 

※具体的な数字は下記の本をご覧下さい。

関節可動域制限―病態の理解と治療の考え方

 

 

■追伸

このままレッスン漬けになっても限界が、、、(^_^;)

と思ったら♪(´ε` )

http://ow.ly/jAwf8

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