« 2015年3月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年4月

【お尻は締めるの?締めないの?】

バレエのレッスンで、
意見が別れる体の使い方の一つがこれ。
 
「お尻を締めるか、締めないか」
 
「締めて」と指導する先生Aは、
実際締めているかも知れないし、
体感覚としても締めている
実感があると仮定すると、
 
その先生にとっての
「真実」を教えていることになります。
 
「締めないで」と指導する先生Bも同様で、
実際締めていないかもしれないし
体感覚としても締めていない
実感があるなら、
 
その先生にとっての
「真実」を教えていることになります。
 
オープン受講している生徒さんの場合、
先生A先生Bのレッスンを
別の曜日に受けているなんてことも
十分起こりえます。
 
 
そうすると、
生徒としては、
 
「どちらが正しいの?」
 
と白黒つけたくなりますよね。
 
でも、
先生A先生Bも「真実」を教えているので、
 
単純にAかBかを追い求めても
不毛な結果に終わる可能性が高いです。
 
生徒の立場で知れると嬉しいのは、
 
「私にとっては、
 どちらが正しいの?」
 
ですね。
生徒さんも、
自分にとっての「真実」が知りたい、
のです。
 
このとき、
先生にとっての「真実」が
生徒さんにとっての「真実」とは
異なるかも知れない。
 
そのことに
どちらかが気付いていないと、
ちょっと不幸。お互いに。
 
理想的には
生徒さん自身が知覚できると
話が早いわけですが、
 
アマチュアで趣味で
レッスンをしている方の場合、
 
そこまでの精度で
体に起きていることを
感じ取ることは
容易では無いと思います。
(出来る人も居ると思いますが)
 
なので、
いつもどこかで、
 
「これでいいのかな?」
「これのことかな?」
 
と推測する部分が残ってしまいます。
 
これでは上達という結果は得にくいですね。
 
正しかったとしてもそれがわからないので、
定着させられない。
 
間違っていたとしても
修正が働かない。
 
結局今後も同じ所をクルクル回る。
 
お尻の使い方に話を戻すと、
国際ダンス医科学学会(IADMS)のサイトに
このことに触れた一文がありました。
 
この文章はダンサーのために書かれた
ターンアウトの解説文です。
 
このページの本文の最後の部分にこんな風に書かれています。
 
「ダンサーにとっては難しいかも知れないけど、
 お尻の大きな筋肉を固めなくても
 深部の外旋筋群を使うことは出来ます。」
 
 
お尻には「大きな筋肉」と深部の「小さな筋肉」がある。
 
大きな筋肉について語れば「締めないで」となるし、
深部の小さな筋肉ついて語れば「締めて」となる。
 
筋肉の大と小が重なっているので、
同じ使い方をしていたとしても、
 
真逆のことを言う可能性がここにあります。
 
「お尻」は一つではなかったんですね。
 
もし先生が「お尻」と言ったら
ちょっと疑ってみよう。それは、
 
大きな筋肉のことを言っているのか?
小さな筋肉のことを言っているのか?
 
それによって
不毛なクルクルから解放される人が
出てくるかもしれない。
 
抜け出せば、
上達が早まります。
 
悩みが次のステージに進みます。
 
そうやって一歩一歩
上達の階段を登って行けたら
ちょっと嬉しくないですか?
 
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。m(__)m
 
 
追伸
知覚しにくい筋肉チャンピオンがこれです。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年10月 »