カテゴリー「アナトミーバレエ」の20件の記事

奴隷のバレエ-その4

「よく、憧れの人に近づきたいとか、憧れの人のことをもっと知りたいとか、そういう風に考える人がいる。言い換えると、憧れの人あるいは成功者の考え方や価値観をコピーしようとしているのだ。そういう考え方の人は、成功本やDVDなどを次々と購入し、読んだり見たりする。コピーしようとしているのだ。だけど、一向に自分の中では変化が起こらず、次々と教材を探し回る。そんなことをしても無駄だ。他人のことを知ろうとする前に自分自身のことを知ろうとすべきだ。なぜならあなたはすでに必要十分な存在だからです。」

とは、知る人ぞ知る世界的実業家ピーター・セージ氏からさっき都内某所で聞いたこと。
これは、もう一人のピーター、二十世紀の知の巨人ピーター・ドラッカーがいうところの

「自らの強みに集中せよ」

に通ずる言葉だと思います。

「自らの強み」とは、絶え間ない内観によって得られるものです。自分自身を内観するには根本的に自己肯定感が養われていないとできません。自分のことを不十分な存在、否定される存在と思い込んでいるとしたら内観なんかする気になれませんから。

自己肯定感の始まりは、赤ちゃんが「おぎゃ~」と泣いたときに母親に笑顔で抱き上げてもらうところだと思います。泣いてもいい子、おしっこしてもいい子、うんちしてもいい子、よだれを垂らしてもいい子、寝返りができればいい子、はいはいすればいい子、タッチできればいい子、あんよが上手でいい子、転んでもいい子。要するに何してもいい子。

ところが、小学校に上がったころから雲行きが怪しくなってきます。気がつくと、あれもできない、これもできない、まだできない、まだやってる、など、子どもはありのままの自分ではいられなくなってきます。

学校に行けばいろいろな競争にさらされるので打ちのめされることがあるかと思います。そこへきて家に帰っても打ちのめされているとしたら自己肯定感は養われないでしょう。養われるとしたら、ありのままを肯定してくれる家庭ではないでしょうか。もちろん、しつけたり叱ったりすることはあると思いますが、程度の問題です。

子どもの「強み」とは得意なこと、つまり長所のことです。

アニメのヒーローなどは本やカードゲームで得意技が紹介されているのですぐにわかります。でも、子どもの得意技はどこにも紹介されていません。誰も教えてくれません。では、どうやって見つけるのでしょうか。

子どもの周りの人、つまり家族や教師や友達が見つけたり、あるいは本人が気づいたりすることがあるでしょう。それだけですか?

もっと積極的に作ってしまってはどうでしょう。見つけるのではなく、作るのです。親の仕事の一つとして。毎日作ってもいいと思います。

そういった日々の小さな行いが、得意→自己肯定感→強み→自己実現へとつながるのではないでしょうか。

「奴隷のバレエ」
(もしかしたら)つづく

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奴隷のバレエ-その3

歴史上の奴隷は自主的にそうなろうとはしていなかったわけですから、この状態はある意味より深刻です。
なぜって、自ら進んで受動的であろうとしているわけですから。

  …日本人は昔から、自分を束縛してくれる教えを好む傾向
  があります。私の言葉で言えば「奴隷の思想」なのです
  が、歴史的にもずっと日本人は「お上」のいうことを聞
  くのをよしとしてきましたので、民族的に「奴隷の思想」
  が骨肉化しているのかもしれません。
   自分を束縛する考え方といえば、「受験戦争」もまさに
   その一つです。受験勉強に代表されるように、多くの人
   が子どものころからいつも目標を与えられ、何かをやっ
   ていないと不安に苛まれるように育てられています。

  『テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方』苫米地英人、
  PHP新書。p144

「お上」とはレッスンでは教師であり、その背後にある教科書なのでしょう。

ここまでで何か気になるモヤモヤを感じている方は、教師について少し考えてみる必要があると思います。また、バレエの教科書あるいは指導法についても考えてみる必要があると思います。考えれば考えるほど驚くような気づきが得られるからです。

「奴隷のバレエ」
(もしかしたら)つづく

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奴隷のバレエ-その2

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自分の中にある価値観に基づいて積極的に選択した行動ではないことは確かです。
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これって『7つの習慣―成功には原則があった!』(スティーブン・R. コヴィー著、キングベアー出版)の中の第一の習慣でつまずいていることになりはしないか。

 第一の習慣・主体性を発揮する (Habit 1 Be Proactive)※

何が成功かは人によってぜんぜん違うと思うけど、いまより上手になりたいという気持ちはほとんどの方が持っていると思います。(持っていなくてもバレエは楽しめます)

その目的達成に向かっているはずのレッスンの中で、「よく分からないことを、誰かに言われたからやっているだけ」で主体性が発揮されていると言えるでしょうか。
言えないです。
これって「受け身」ですよね。
受動態。

そう。中学英語で出てきた「受動態」のことです。

たとえば
「動く」という動詞なら、「動かされる」
「踊る」という動詞なら、「踊らされる」

by who?
誰に?

「奴隷のバレエ」
(もしかしたら)つづく

※出典:
「7つの習慣」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2009年9月22日0時(日本時間)現在での最新版を取得。

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受講者の声「ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)」

8月に開催したアナトミーバレエの受講者アンケートで頂いた回答です。

1. 受講テーマ:
  ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)
2. 今回の内容はためになりましたか?:
  ためになった
3. 講師の説明はわかりやすかったですか?
  わかりやすかった
4. 説明した情報量について:
  もっと多い方がよい
5. どれくらい目からウロコが落ちましたか?:
  多少落ちた
6. 受講料について:
  やや高い
7. アナトミーバレエに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?:
  股関節の凝りをほぐしたい
  関節を考えながら動かしたい
  パドシャの後や、ジャンプの後5番にきちんと入れるようになりたい
8. 何が決め手となってこのクラスに参加しましたか?:
  解剖学的な体も使い方をおしえてくれること。
  それから、講師の方のとても知識が豊富なこと
9. 実際に参加してみていかがですか?良かったこと、ためになったことや、改善してほしい点など。:
  とても楽しかったです。
  あと、赤筋肉の鍛え方、セルフマッサージの講座をしてもらうと助かります。(rei様)

rei様、ご回答いただきありがとうございました。学ばれた内容を上達にお役立て頂けたら幸甚です。

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受講者の声「ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)」

8月に開催したアナトミーバレエの受講者アンケートで頂いた回答です。

1. 受講テーマ:
  ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)
2. 今回の内容はためになりましたか?:
  すごくためになった
3. 講師の説明はわかりやすかったですか?:
  すごくわかりやすかった
4. 説明した情報量について:
  やや多い
5. どれくらい目からウロコが落ちましたか?:
  ボロボロ落ちた
6. 受講料について:
  高い
7. アナトミーバレエに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?:
  1.ターンアウトするための筋肉は漠然とわかっていたけど、どうしたらその筋肉を使えるようになるのかがわからなかったこと。
  2.踊っている間に無意識にブレーキになる筋肉を使っていること認識できてたけど、なぜそうなるのかがわからなかったこと。
  3.いま自分が行っている身体の使い方が正しいのか間違っているのかがわからずにいたこと。
8. 何が決め手となってこのクラスに参加しましたか?:
  1.整体に通って人工的に整えてもらう以外に、普段から自分で正しい体の使い方をしないと怪我や疲労につながると思ったこと
  2.正しいターンアウトの仕方がわからなかったこと(正しいとも間違っているともわからなかったので)
  3.身体の使い方を学ばないと、練習に比例して上達していかないと感じたこと
  4.以前から参加したかったけど、なかなかタイミングがあわず、今回初めて予定が合ったこと
9. 実際に参加してみていかがですか?良かったこと、ためになったことや、改善してほしい点など。:
  解剖学的な視点を理解すると、どういうことに気をつけて練習をしたらいいかが見えてきました。いままで何が正しくて、何が間違っているのかわからず、試行錯誤しながら身体にも負担をかけていました。
  私は踊りながら無意識にブレーキになる筋肉を使ってしまう癖があったのですが、その原因がわからず、ただただその筋肉の力を抜くことだけを考えていました。でも実際はいろんな筋肉が連動しているので原因は別のことにあったということが、(私的に)ありがたい発見でした。今回習ったことを柱にもう一度身体の使い方を見直すことが可能になり、もうひと頑張りしようという気になりました。
  シンプルな実技を交えてあったので、実際に体で理解しながら講義を聞けたことはとてもわかりやすかったです。
  講義はたくさんのことが凝縮されていてすべてメモを取りたかったのですが、それができなかったことが残念でした。簡単に要約した資料やポイントだけでもまとまっているプリントがあれば、より良かったと思います。(KS様、32歳、会社員)

KS様、ご回答いただきありがとうございました。学ばれた内容を上達にお役立て頂けたら幸甚です。

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受講者の声「ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)」

8月に開催したアナトミーバレエの受講者アンケートで頂いた回答です。

1. 受講テーマ:
  ターンアウト-アクセルとブレーキの法則(前編&後編)
2. 今回の内容はためになりましたか?:
  すごくためになった
3. 講師の説明はわかりやすかったですか?:
  すごくわかりやすかった
4. 説明した情報量について:
  多すぎた
5. どれくらい目からウロコが落ちましたか?:
  ボロボロ落ちた
6. 受講料について:
  高い
7. アナトミーバレエに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?:
  筋トレ内容を変更し、大改造した結果柔軟性はかなりあがっていました。
が、TOがうまくいかず、もう、無理かな~~とあきらめてのレッスンを続けていました。
8. 実際に参加してみていかがですか?良かったこと、ためになったことや、改善してほしい点など。:
  情報量はたっぷりでした。久しぶりに目一杯脳ミソを使いました。
  「多すぎる」にチェックしましたが、大丈夫です。
  省略されたら納得いかない部分があったと思います。
  帰りはお尻が重かったです。
  筋肉、かなり使ったみたいです。
  翌日は回復してました。(あさの ゆみ様、40歳)

あさの ゆみ様、ご回答いただきありがとうございました。どうぞ、学ばれた内容を上達にお役立て頂けたら幸甚です。

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受講者の声「日本人のためのポアント・テクニック─凸と凹のシーソー関係」

8月に開催したアナトミーバレエの受講者アンケートで頂いた回答です。

1. 受講テーマ:
  日本人のためのポアント・テクニック─凸と凹のシーソー関係
2. 今回の内容はためになりましたか?:
  ためになった
3. 講師の説明はわかりやすかったですか?:
  すごくわかりやすかった
4. 説明した情報量について:
  もっと多い方がよい
5. どれくらい目からウロコが落ちましたか?:
  多少落ちた
6. 受講料について:
  やや高い
7. アナトミーバレエに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?:
  甲が出ないので、まっすぐに立てない。
  片乗りになる。
  ピケで立つ時に片足だけ内足になってしまう。
  ポワントに立つと腰がひけて、ターンアウトがパラレルのほうに戻っていく。
  ポワントを履くと足先が使えない、ソールの硬さに負けてつま先がのばせない。
8. 実際に参加してみていかがですか?良かったこと、ためになったことや、改善してほしい点など。:
  自分の欠点や今のからだの条件、改善するための方法がよくわかった、
  骨格的に踊りやすい条件のそろった人よりも立ち方、踊り方を工夫したり時にはまったく別のやり方をしなければうまくいかないということがわかり、レッスンで注意されるとおりにやっているのにいつまでたっても変わらないのはなぜ?という謎が解けた。
  残念なことに骨格や筋肉は物理的にすぐには変化はしないので、講義を受けただけで次の日から魔法がかかったように踊れるようになる、とはいかないけれど、改めて自分のからだを観察し必要なエクササイズなどを実践していくうちに講義で得た知識とからだの感覚が段々結びついていくのでただ漠然とレッスンを受けるだけよりも確実に上達できるような気がした。
(N・T様、40歳、派遣社員)

N・T様、ご回答いただきありがとうございました。どうぞ、学ばれた内容を上達にお役立て頂けたら幸甚です。

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奴隷のバレエ-その1

バレエではターンアウトをするのが当たり前。
子どもから大人までみんなターンアウトができるようになろうと思っている。
バレエの先生はもっとターンアウトするようにいつも言っている。

ここで質問。
生徒さん、あなたはなぜターンアウトをするのですか?
先生、あなたはなぜターンアウトするように言うのですか?

「即答できましたよ」

それはよかった。

もし即答できなかったとしたら、レッスン中、わけもわからずターンアウトしようとしていることになります。

バレエの場合、レッスンの開始から終了まで、ほとんどすべての動きでターンアウトが要求されるはずです。

もし、「なぜ」に答えられないままレッスンしているとしたら、いつも「誰かに言われたからやっているだけ」ということです。つまり、自分の意思ではやっていないということです。

さらに質問。
生徒さん、ターンアウトってなんですか?
先生、ターンアウトってなんですか?

「即答できましたよ」

それはよかった。

もし即答できなかったとしたら、ターンアウトとは「よく分からないこと」と同じです。いままでよく分からないことを一生懸命にやろうとしていたということ。

上の質問に二つとも即答できなかったとしたら、レッスンの始めから終わりまで「よく分からないことを、わけも分からずやろうとしている」ことと同じです。

自分の中にある価値観に基づいて積極的に選択した行動でないことは確かです。

この状態ってまるで「奴隷」とでも言えるのでは?

(誰の?)

その状態は何年続いていますか?

もしかして、バレエの経験年数と同じでしょうか?

「奴隷のバレエ」

(もしかしたら)つづく

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(そのうち)発表! 21世紀のバレエ指導法

昔プロとして活躍した有名な先生がお手本になり、それを生徒たちが何回も繰り返して上手になっていく、、、バレエ教室ではごく当たり前の光景かもしれません。

こういった「教師主導」の指導法のおかげで有名なダンサーが輩出されてきたという事実があります。

「でも。。。」

と、国際ダンス医科学学会(IADMS)がつい先日発行した教師向けの会報では、数多くの弊害をあげ「教師主導」を完全否定しています。簡単に訳し出すと、(過激ですので心して読んでください)

その弊害とは、生徒が

・褒められたがりになり
・指示待ち人間に育ち
・自分のからだの声が聞こえないままで
・モチベーションに欠け
・上達に必要な基礎概念に欠け、たとえば
  解剖学がわからず
  メカニズムがわからず
  身体について鈍感で、などなど

その結果、

・自分の身体の限界がわからず
・平気で無理をして身体を壊し
・自滅していく、などなど

では、どうしてプロが育ってきたかって?

身体条件を満たしていたからです。これはダーウィンの進化論が示すところ。

環境に適応できなければ、芸術性も犠牲になっています。

高い芸術性には、自己認識力や新しいものを受け入れる能力が必要なのに、

従順でマネばっかりしていて、若いうちからプロ活動をしてしまった結果、

・自尊心がモロく
・情緒の発達が不十分で
・幼稚なプロが次々生まれ
・自己推進力が欠如し
・潜在能力を発揮できないダンサーがゴロゴロしている。

これが広く行き渡った20世紀の指導法の成果。

でも、21世紀のダンス指導法は違う

と著者はいいます。なぜなら

指導法も進化したからです。

どんな風に、

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今日はここまで。

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アナトミーバレエ、ヴァリエーションマラソンが無事終了

先週末開催したアナトミーバレエとヴァリエーションマラソンが無事終了しました。

ご参加くださった皆様、長時間にわたりお疲れさまでした。

また、ありがとうございました。

心から感謝申し上げます。

ただいまアンケートを集計しておりますので、抜粋して近日中に公開させていただきます。

どんな内容なのだろうとご興味がおありの方はもう少々お待ち下さい。

次回の開催は未定です。

遠方での開催を希望される方は、お問い合わせください。

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